悪質な営業をする近所の保険屋は存在しなかった

先週末、たまたま宅配を受け取る予定があったので待ち構えていて、ふとトイレに入っていたらチャイムが鳴ったため慌ててしまい、相手をよく確認しないままマンションのオートロックを開けてしまった。玄関開けたら何かの営業で、自分は「やっちゃったなぁ」と思いながら、最初少しだけ相手をしてしまう。思い返せばここから良くなかった。

5〜6ターンぐらいの会話で、「いつから住まれてるんですか」とか「お仕事はなにされてるんですか」とか、こいつめっちゃ個人情報聞いてくるやんと思って、適当に嘘ついて返してたのだが、途中で面倒になってしまい、「あなたが何を私にしてほしいのか先に話してくれませんか?」と伝えたところ、「あなたが私の話を最後まで聞いて判断してください」と言われるなどして埒が明かない。

自分も「いやこのあと予定があるし(実際)、お互いに時間ばっかり食ってもよくないでしょ」と伝えても、相手は一向に態度を崩さないどころか、「何時から予定があるんだ」とか、挙句「あなたの聞く態度が良くない」などと説教をされる。まあ確かにその時ドアに寄りかかっていたので、相手からしたら気分を悪くさせる状態だったかもしれないが、そもそも勝手に営業に来ている時点で、そんな事言われる筋合いはないはずである。

早々に相手は引き下がる気などないと察し、「あ、じゃあもういいんで」と言ってドアを閉めようとしたら、今度はバインダー挟んできてビビる。半分パニックになりながらも「流石に警察呼ぶんで」といって携帯を取り出したら、挟んでいたバインダーは引き下げられ、なんとかドアは閉められたものの、ドアの向こうで何やらぶつくさ悪態を付きながら帰っていった。

その営業の男は、最初に聞き覚えのある保険の営業代理店の名前を言ってた気がするので、ググったら家の近所にある代理店だった。それが家の近くにあることと、自分の家というパーソナルスペースにトラウマみたいなのを植え付けられたことが重なり、その日からしばらくメンタルが衰弱した状態で生きていくことに。

数日後、このことを知り合いに愚痴ったところ、「どこがやったかわかってるなら消費生活センターに相談したほうがいい」と言われ、「言ったところでどうなるのか?」と思いつつ、一応電話してみることにした。

出てくれたのは女性の相談員の方で、こちらが事の顛末を説明すると、すごく親身に聞いてくれたのが印象的だった。「あなたは何も悪くないですね」とか「営業に来ている時点で説教する立場ではないはずですね」など、半分カウンセリングみたいな感じで、こちらに寄り添ってくれたのはありがたかった(まあ実際自分に非は一切ないのだが)。

相談員の方にも、営業の男の言っていた気がする近所の保険代理店名を伝えたところ、「この店舗に我々から直接報告することもできますがどうしますか?(もちろん伝えるのが嫌であれば断れる前提)」と提案され、色々考えた結果伝えてもらうことにした。

電話が終わった後は少し肩の荷が降りた気分になり、大変よかった。

また、その後すぐに折り返し電話がかかってきて、「代理店に伝えたけど、その代理店は新規獲得の営業をすることもないし、該当するような若い男性は勤めていないと返答があった」という連絡をもらった。実際、そこまで強引な営業をするのは、不動産投資系が多いらしく、わざわざ関東からも来るらしい。自分が話を早々に切り上げたことから、結局何が売りたいのかも聞けないままだったので、そもそも何の営業かもわからない状態ではあった。相談員の方とは自分の聞き間違いか、男が勝手に騙ったかのどちらかなのだろうということで決着した。

よかった。悪質な営業をする近所の保険屋は存在しなかったんだね。